聖なる場所を巡る 宗像三女神を詣でる旅 宗像大社 辺津宮、中津宮、沖津宮遥拝所 2016.8.17水曜日
九州帰省中、この前日の8月16日火曜日は大分から北九州市へ移動しましたが、いわゆる聖なる場所(とくに神社、仏閣などは)には行きませんでした~。まあ、これだけ聖なる場所を回って、自らも神秘家でいると日常にも聖なる場所的な体験をしますが。それはまたいずれ。
宗像大社へ
今日は九州帰省最後の日に、北九州の聖なる場所、交通の神とされる宗像大社へ詣でましたよ。
宗像大社は、三つのお宮で構成されます。
『古事記』『日本書紀』によれば、三女神は天照大神(あまてらすおおみかみ)と素戔嗚尊(すさのおのみこと)の誓約(うけい)のもとに誕生し、天照大神の 神勅によって、大陸との交通の要路にあたる「海北道中(かいほくどうちゅう)」(宗像より朝鮮半島に向かう古代海路)に降臨し、以降、国家の守護神として 崇敬されています。
奥宮である、沖津宮は本土から沖合60kmの絶海の孤島である沖ノ島にあり行けません、、、そもそも一般の立ち入りは出来ないようで、島には宮司1人いるだけだそうです。それで、今調べてみたら5月27日、しかも日露戦争の日本海海戦の記念日だけ抽選で男性のみが上陸を許されているそうですよ。
ここは行ってみたいぞ!!
今回は、いわゆる宗像大社とされている宗像本土の辺津宮と、大島にある中津宮を訪れました。辺津宮は以前、幼少の頃に何度か言ったことがありますが、自称神秘家となった頃からすると今回が三回目です。
博多に前泊してレンタカーで1時間くらいで辺津宮へ到着。実は間に合えば、先にフェリーで大島に渡りたかったのですが、フェリー乗り場の神湊についた
時には、ちょうど船は出港したところでした~。
それで本社である辺津宮へ向かいます。神湊からは車ですぐです。複数個所を回るときはレンタカーの機動力はありがたい。
辺津宮(宗像大社の本宮)
↓は本殿です。
ところで、宗像三女神は仏教と習合して弁天様と関わっていると思っていましたが、その三女の中でも美人で人気のある市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)が弁天様となったそうだ。
http://日本の神社.asia/shinto4/shrine7.html
しかし、全国弁天様の総本山と言える市杵島姫命を主宰する宗像大社の辺津宮には弁財天を祀るところは見当たらないね。
元祖だけに神仏習合した時代も敢えて弁財天として祀らなかったのか、あるいは神仏分離やそのほかの事情でなくなった経緯があるかは今ネットで調べた限りでは判らなかった。
それから、日本書紀と古事記で各姫命とお宮の割り振りが違ってます。現在の宗像大社は日本書紀に同じになっている様ですね。
柄杓のない手水社、このほうが手を清める動作は楽かも。
ここは昨年仕事で独立を決意したときに来た場所で、わたくしにとっては縁深いところなのです。今日またお詣り出来たことに感謝します。
流造の立派な本殿1578年の再建ですって。400年以上前ですね~
それから、大変興味深い事にこの2日前に参拝した大分県の宇佐神宮の二之御殿で祀られている比売大神は宗像三女神と同じようです:
宇佐の地は畿内や出雲と同様に早くから開けたところで、神代に比売大神が宇佐嶋にご降臨されたと『日本書紀』に記されています。比売大神様は八幡さまが現われる以前の古い神、地主神として祀られ崇敬されてきました。八幡神が祀られた6年後の731年(天平3年)に神託により二之御殿が造立され、宇佐の国造は、比売大神をお祀りしました。
また、図らずも聖なる場所の点と点を繋ぎました!って思う訳です。
それに何かの意味があるのでしょうか?出来事に意味づけをしていくことが人生であると最近は思っています。
それで意味づけとしては、まずは、自らに内在する分御霊(わけみたま)を聖なる場所に運ぶことで自らの存在を高める事と考えています。自分自身の存在を高めることが魂の成長であり、それが神の意に適っていると信じております。
複数の場所を訪ねて結ぶことは、今の自分が知り得ない時空を超えた何かを運んでいるではないかな、、これはもう少しするとはっきりするでしょうね。
後、とにかく、聖なる場所を巡る旅は楽しいですね。
第二宮(ていにぐう)に沖津宮の田心姫神を、第三宮(ていさんぐう)に中津宮の湍津姫神をお祀りしています。伊勢神宮の第60回式年遷宮(昭和48年)に際し、特別に下賜された別宮の古殿を移築再建したものです
ここ辺津宮で中津宮と沖津宮をお詣り出来ます。さすが日本の神道のシステム。
でも現地へ直接行くともっとご加護があると思ってしまう日本人の人情の上に成り立つシステムでもありますな。
高宮祭場。この聖域の一番奥に鎮座しています。
番外:宗像大社のブーネコさん
野良猫のようですが、かなり太っています。人なれしていて撫でさせてくれましたよ。
(宗像大島中津宮、沖津宮遥拝所編につづく!)