聖なる場所を巡る日記

東京都港区の愛宕神社への千日参りと、日々訪れる聖なる場所についての日記

令和元年11月 聖なる場所を巡る日記 伊勢の旅その三 神武参剣道場

はい、今回の旅のクライマックス、神武参剣道場です。

伊勢の神人の剣術道場

伊勢神宮内宮の別宮、伊雑宮の向かいにある大きな日本家屋がその神武参剣道場です。

伊雑宮宮司で伊勢の神人と言われた小泉太志命先生の剣術道場であります。

 

今回は、禊の根本道場稜威会の秋の旅行で伊勢に来たのです。小泉太志命先生は稜威会の創始者川面凡児先生とゆかりのある方だったのですね。

 

川面先生は明治から昭和の初期にかけて活躍した神道家ですが、その晩年に当時まだ若かった小泉太志命先生に対して「先生」と呼び特別に遇したそうです。

その後、小泉太志命先生は表には出ずに、天皇陛下を霊的にガードする役割をされたそうなのです。

ときの陛下を外国から呪詛で攻撃する事などがあったそうなのですね。そのような霊的な攻撃から陛下をお守りしたといいます。

毎日禊ぎをして、道場に立ち神剣で天皇陛下に向かおうとする普通の人には見えない裏側の力を邪霊として神剣をもって斬ったそうです。

 

 下は道場内部の写真です。

 この旅の発端は、神武参剣道場を訪ねた稜威会の関係者の話からでした。それは、彼の地で川面先生から小泉先生に授けられた水晶の玉があってそれを杯に入れてお酒を戴いたというのですね。それがとても素晴らしい経験だったので、会の旅行として行こうという企画になったのですね。

 

「伊勢の旅その二」の天岩戸で禊ぎをしたのは、この神武参剣道場にあがって拝神、神事(かむわざ)を行うためです。そのために全員で心身を清めたのです。

 

神人小泉太志命先生が剣術の稽古や教授した道場、天皇陛下を護るために神剣を振るった場所と思うと身も心も引き締まる思いで拝神の祝詞を奏上し、神事を行う。 

 

そのあと、90才超えておられる奥方様がご健在で私たちを歓待していただきました。

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神武参剣道場にて川面先生から授与されたという水晶に垂らした神酒を金杯でいただく。

 

ところで、小泉太志命先生は鹿島神流という剣術の達人であったという。

鹿島神流といえば今武蔵と呼ばれた国井善弥師範が有名だ。

国井善弥

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E4%BA%95%E5%96%84%E5%BC%A5

 

実はわたくしは鹿島神流の系譜の武術をちょっとだけ習った事があり、国井先生にまつわる逸話は色々と聞いていた。

その中で面白いのでは、神社の中で一人で取っ組み合いのような事をされて

「ここの神様強いな~っ」なんて事を言っていたそうだ。

国井先生にもそういう霊覚がおありだったのだろう。

聞いた話では小泉太志命先生の剣は国井師範をも凌いだという。

 

道場訪問のあとに小泉太志命先生の奥津城(おくつき、神道でのお墓)にも参らせて頂いた。

とても立派な奥津城でした。小高い丘全体が墓所でした。

今もとてもキレイに管理されています。多くの署名があって、伊勢の神人として地元の方に大変に慕われていたことが判ります。

 

墓所からの空、大稜威輝くお日様と天翔る龍雲が見えます。

 

今回も、とても良い旅をありがとうございました。

 

おまけ

神武参剣道場裏側の路地

 「注意とびだし」と猫の絵がかわいかったので、、、

伊勢の神人は今も彼の地を護っている気がします。