聖なる場所を巡る 令和三年五月二十九日 宇佐八幡宮の奥宮大元神社再び~仙童のいざない?!
四度目の奥宮大元神社
出張の翌日、宇佐神社の奥宮大元神社を訪ねる
もしや仙人か、、、
その人はひたひたと山道を歩く、
狭い歩幅でまるで重さのないよう足を進めてゆく
体の軸がたって力みを感じさせない
その歩みは忍者を彷彿とさせた。
山道に慣れているその同行者に言ってみた、、、
そのむかし、私のやっている禊の先生は少年時代にこの地で600歳を超える仙人と
で出会って様々な秘術を授かったそうです。
その仙人は蓮池さんというお名前だったそうです。
あなたも仙人さんではないでしょうな?
彼は笑って
わたしの名前は蓮池ではないですねと言った。
奥宮
朝の7時、わたくしは全国44000社があるという八幡神社の総本山宇佐八幡宮の奥宮大元神社標高647メートルの山頂にある神社にいた
山頂の神社は拝殿があるがその先は禁足地となっている
まえに地元のタクシー運転手に聞いたのだが、ずっと昔は神社の先(つまり今の禁足地)には誰でも行けたそうだ。
岩(磐座)が三つあったという。
どこからか覗けないかとあたりを見てまわったが
立ち入り禁止
罰を受けます!
ってな立て札がある
まあ、割と最近人が決めた事だ。しかし、それを破る気もないが。
拝殿に上がらせていただき
禊の祝詞を唱え、神業という身体動作などを納めた。
邂逅
一通りの行事を済ませ、まわりの写真を撮ってそろそろ山を下りようとしたとき
山歩きの一人の男性が開けた境内に入ってきた
ひっろっとした細身で黒いシャツ
小さめのナップサック
登山ズボン
軽装だが山の経験者であろう。
どちらから登ってきましたか?とわたくしから話しかけた
彼はちょっとゴフォゴフォとむせてから返事をくれた
地元の方でよく来るそうだが今日は最寄りの駅から登ってきたそうだ
いろいろ話していると
この奥宮に至るまでの登山路のうち
宇佐神宮からのこの奥宮に至る参道には
以前にあった行者のための坊の石垣や
水の出る岩があるという
奥宮の境内からちょっと降りたところというので
一緒にきて案内してくれるそうだ
社殿に向かって左側におりたところにも水が出る石塔があるが
こちらは巨石から水が出ている。
残念ながら水量は上述の場所よりましだがほんの僅かだった。
岩の下の方は水たまりの沼になっている↓
行者の坊の蹟(石垣)
大元神社で出会った彼はFacebookはやっていないのだそう
ラインはどうです?って聞いたが
結局、連絡先の情報交換はしないことになった
次にまた会いましょう!
またこの場所で偶然会うなら仙人に会う並にチャンスは希だろうねと言った
彼もここ以外で会っても違う格好をしていたら気がつかないと思うって言ってた、、
そう、こちらのなりは出張のスーツのズボンの裾まくり上げて足には白の地下足袋、
あたまにカンムリ(白い鉢巻き)をしていた。
わたくしの見た目も普通でないか。彼にとっても異形の人との出会いだったのでしょうな~
今回はたまたま大分県への出張が金曜日になり
昨年中は新型コロナなどで来れなかったが、また自分にとっての聖地に来れた
神の配剤と思って感謝しております。